ディープインパクト産駒の最良とも言われている馬のジャパンカップ参戦もあり、例年よりもJCが盛り上がりそうな雰囲気がある2024年。一方で相変わらず盛り上がらないのがダートG1チャンピオンズカップである。
予備登録は6頭。ちなみにJCは21頭。エリザベス女王杯が4頭も来ず。マイルCSは2頭で1頭参戦(チャリン)。
歴史を見ると、元々JCのダート版を作ろうってことで、2000年に府中2100mでスタート。土曜日G1ということで、結構盛り上がった記憶がある。また、一回だけ日曜のJCの前(10R)に行われ、これも結構盛り上がった。海外馬の参戦もそれなりにあり、このまま定着、、、とおもいきや、関西から「関東圏のG1が多いのは平等に欠ける。関西によこせ!」みたいな感じになり、2008年から阪神競馬場で1週後ずらしで開催されることになった。阪神カップでは物足りない、、、という感じになっちゃったんだよね、、、。
そして右回りだとアメリカ馬が来ないって理由で、2014年から中京の1800mとして開催されることになり、今に至るのだけど、、、。
なんかもうこのレースに海外勢が来ないのがデフォルトになっているのが悲しいのですよ(地方馬も参戦しない)。
アメリカ勢は東京開催の2100mの時は相応に来日していたのです。BCクラシックには出れないけど、長距離なら実力あるはず、、、みたいな感じで調教師が連れてきてくれてたんです。実際に勝ち馬もいますし、掲示板に載った馬も複数います。
個人的にあの「土曜のG1」というのが、何かその年の府中の終わりを告げる大イベント的な感じがして、競馬界的にも明るかったような気がするんですよね。
もちろん日本勢が強い、円安が進んでいる、という理由もあるのですが、ちょっとこの中京のチャンピオンズカップの意義ってどうなんだろ?とここ最近強く思うのです。
地方勢も暮れの東京大賞典を目指すため、ローテ的に厳しくなるチャンピオンズカップは避ける傾向がありますし、、、。そもそも輸送リスクのある関西圏に強い地方勢(南関勢)はわざわざ行かない、、、と思われます。
東京競馬場で大きなレースがあり過ぎる、、、というのはもっともなのですが、やはり日本で一番大きい競馬場であり、圧倒的な集客力もあるので、それは仕方ない、、、と思うのですけどね。
個人的にはBCやJBCもそうですけど、JCについては各年で府中と京都で開催する、みたいにすれば面白いと思うのですけどね。チャンピオンズカップももちろん前日の土曜開催。
ベルモントSで追い込み届かずみたいな馬ならば、結構参戦してくれると思うのだけど、、、。
あと、今週に行われるエリザベス女王杯、これも秋華賞創設に伴い迷走しています。スーパーG2で良いと思うんですけどね。